低周波音と騒音

低周波音は普通聞えない100hz以下の低い音。20hz以下の超低周波音でも、長期生活の場で絶え間なく聞き続けている内に聞えるようになり苦痛になる事も。これだと行政や学者のデ-タだと、55デシベル前後で切り捨てられる。

実際にあった騒音問題

過去の事件。

1階上の音がうるさく階下の人が天井を1時間つつき続けたら逆に階上の人から訴えられ、階下の人は損害賠償を支払った。

2、寝る時等、床に耳が近づくと、他住戸の風呂を沸かしたりシャワー使用時の湯沸かし器のビィーンという設備音が出ていた。深夜早朝問わず発生で睡眠不足。

3、音が大きいわけではないが、頭痛等のため調べたら隣室の加工機械から低周波が出て、それが原因だった。

マンション購入前の騒音チェック

音が気になる人は上階に子供がいないか、階下にピアノ等音の出る楽器を弾く人がいないか近隣住民に聞いてから買う。

騒音と床との関係

床はL値でL-30~L-80まで。30は上階の音は聞こえない。55で聞こえる。60よく聞こえる。70うるさい、80うるさくて我慢できない。数値は床スラブが15センチと仮定。45は静かな方で55は通常生活できる音。60から騒音で不法行為で損害賠償請求できる。

行政庁で無料で簡易測定器を借りて音を測定。床スラブを18~20cmとしてL値55内に建築されてる物件もある。最近は20cm以上が主流で中空ボイドスラブなら28cm以上。築年数が経った中古マンションは床スラブ厚が10~12cmという物件も結構ある。

実際にある騒音問題

音は一旦耳につくと離れない。神経的にも参る。階下のピアノの音で殺人事件も起きてる。

騒音と窓や換気口

外からの音では、線路や幹線道路沿いに建つマンションは、防音効果のあるサッシ窓が利用されているかチェック。また換気口から音が漏れてくることも多いので、換気口に防音フードがついているか確認。

間取りと騒音の関係

寝室部屋に、上階や隣の住戸のキッチン、トイレ、浴室などが接していると、夜中に水を使う音が聞こえることもあるので、事前にパンフレットの図面集などでチェック。

最近は自由に間取変更ができるマンションもあるので、上階や隣の住戸の水回りがどこに来るのか不動産会社に確認してもらう。

騒音とパイプスペースの対策

PS(パイプスペース)は上階から下階へのたて管で上階で流した水音が響く事があるので、排水たて管の防音対策がされているか確かめる。

具体的にはパイプスペースをボードで二重に囲み、配水管を防振ゴムシートなどで支えるなどの対策が多い。

隣住戸からの騒音と壁の厚さ

隣住戸からの話し声やテレビ等の音は、隣住戸との境の壁が厚ければかなりカット可。新築マンションは18cm以上が目安。

フローリング床の騒音対策

軽量衝撃音はフローリング床が1直張り(床コンクリートの上に直接床を貼る。遮音性あるフローリングを使い、さらにその下に音を吸収する遮音財を挟んでいるか確認)、

二重床(床コンクリートと床板の間に隙間を設ける方法。遮音性能だけ でなく、給配水管等のメンテナンスやリフォームがしやすいメリットも。隙間にグラスウールなどの吸収材を詰めると、さらに高い遮音 性能が期待できる)

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