収納代行方式と支払一任代行方式

収納代行方式(業者が組合から委託を受けて区分所有者から徴収した修繕積立金を業者名義口座に預入しそこから管理事務を行う。徴収から1月内に要した費用を積立金から控除した額を組合名義の口座に移し変えるときは分別管理は適用されない。)と支払一任代行方式(組 合名義の口座から管理会社が行う。1月内に修繕積立金を別の組合名義の口座に移し変えるときに限り業者は組合口座の通帳と印鑑を同 時保有できる。)がある。

マンション管理会社の会計問題

管理会社はマンションごとに分別管理が大事で高架水槽点検を20マンションまとめてやって、「○○マンション他20棟 合計100万円」と請求書がきたら管理会社はまとめて払ってもあとでマンションごとに口座からいくらずつ引き落とすか問題。マンションごとに請求書領収書作成する必要あり。ひどい管理会社は何百ものマンション管理費を振込んでもらう普通預金口座を一つにまとめてしまっていたりする。その管理会社が潰れると預けた管理費や修繕積立金が取り返せなくなったりする。

マンション管理組合の会計とペイオフ

ペイオフは1千万は確実に戻ってくる事を約束したもので実際は1億あればその8割くらいは戻ってくる。1億あったら潰れそうにない銀行10行へ分散して預けるのが大事。有価証券投資信託資産株外貨預金等も良い。

マンション管理組合の財務諸表

収支決算書と貸借対照表で財務諸表という。財務諸表を管理会社がつけるにしろ組合がつけるにしろ第三者(税理士会計士)のチェックが 必ず要る。お金の使い道の裏付けをする資料(領収書や請求書)があればる程財務諸表は信頼性を帯びる。

マンション管理組合の定期預金

定期預金は口数が3とか5つあればその口数ごとに、銀行名、支店名、口座番号預け入れ日、預け入れ期間等、を明記した明細書を決算書に添付するのが必要。通帳の写しや決算日時点の残高証明書の写しも添付。

未納管理費や未収入金は年月日と誰々と一人ずつ個別に。

修理工事等、毎年継続的に数字に表れない支払いは支払い先、住所、金額、工事件名などを明記。

マンションの貸借対照表

「貸借対照表」は決算日時点の組合財政状況で、決算日時点で現金、預金、未収管理費、机椅子PC等の備品資産はどれだけあるか。毎 年分並べると財産状況の移り変わりがわかる。

マンションの収支決算書

「収支決算書」は一年の金の流れ。収入が管理費等で支出がエレベーター点検代、植栽手入代、管理人に支払う給料等。これで一年の余った資金を翌年に繰り越したり修繕積立金に回したりする。

このページの先頭へ