上下階からの騒音

マンションで一番多い苦情は上下階から聞こえる騒音。スプーン落とした時が軽量衝撃音、足音や扉の開閉時音を重量衝撃音。重量衝撃音の方が紛争になりやすい。

騒音の値2

フローリング床のL値は40~45を目安とすべき。受忍限度を超えれば損害賠償請求できる。L-60等の大きい値で不眠症ストレスになっても時間が短時間で絨毯敷いてあったりしたら請求棄却された事もある。規約でフローリング工事に理事長許可要するようにしておくのがベスト。

騒音とマンション分譲会社への苦情

部屋の下に給水ポンプ室があってうるさい。騒音には特級、1~3級があり、3級より下回れば分譲業者へ隠れた瑕疵の瑕疵担保責任、隠れてなくても錯誤無効。騒音無いと言ってたら詐欺取り消し、宅建業者が告げなかったら債務不履行。

騒音の値

日本では床の厚さは12センチが最低ライン。30センチ以上は必要。L値はL-40~L-80で大きい方がうるさい。

特級から3級、級外まで3級が最低。

LLが軽量音で、椅子や物の落下音。

LHは足音、走り回る音。

騒音の被害者の対応方法

被害者は直接本人に言いにいくのではなく役員か管理会社に言いにいく。そこで慎重な対応をとること。

騒音チェック方法

騒音は上下左右の部屋に行き、自分の部屋で跳びはねたりコイン落としてどれほど聴こえるかチェック。壁叩いたり窓開ける音もベランダに出たりしてチェック。

騒音カットの方法

騒音100%カットは難しい。遮音性能チェックは大切だが、最初からある程度の生活音が聞こえるのは仕方ないとの割切も必要。

音を立てがちな家庭は、フローリングの上にじゅうたんを敷いたり、真夜中のシャワーや洗濯はできるだけ避ける等の心配りも必要。

隣近所との騒音対策

マンションでは全部の人が快適な生活を送れるよう、それぞれの区分所有者が注意して生活していくのが大事。例えば、騒音についてどのような方策をとっているかを具体的に話した上で、「まだ、気になりますか」とあなたのほうから、階下の方へたずねてみる。騒音に配慮して生活しようという気がある、ということが階下の住人に伝わるだけでも相手の感情は収まる。

マンションの騒音と受忍限度

騒音でのキーワードは「受忍限度」かどうか。受任を超えたか超えないかで訴える訴えないが問題となる。受忍限度内の物音なのに、相手方が頻繁に苦情を言ってくるれば、その苦情申立方法、回数等によっては、あなたのほうから相手方に慰謝料請求しうる余地もある。しかし、これが認められるのはよほどの場合。

このページの先頭へ