ストーカーの告訴と検挙
告訴して警察に検挙を求められる。罰則は、6か月以下の懲役又は50万円以下の罰金。
ストーカーの罰金
つきまとい等をされたら、警察本部長等が警告→従わなければ都道府県公安委員会が禁止命令→従わなければ1年以下の懲役又は100万円以下の罰金
ストーカー行為のつきまといとは
「つきまとい」とは1所在場所につきまとう、待ち伏せ、立ちふさがる
2監視している事を告げる(電話や電子メール、郵便受けにメモ を残す)
3面会、交際を強要
4著しく粗野乱暴な言動をする(大声でバカヤローや家の前でクラクションを鳴らす)
5無言電話や拒んでも連続して電話FAX を送信
6汚物動物の死体等を送付
7名誉毀損事項を告げる
8性的羞恥心を害する事項を告げる、書面を送付
ストーカー行為とは
「つきまとい」を反復して行う事を「ストーカー行為」という。
ストーカーの種類
ストーカーの種類には、タイプA:61%恋愛ストーカー(復讐ストーカー)B:2%妄想ストーカー C:32%タレントストーカー D: 5%職業ストーカーがいる。
Aは一番多く、恋愛もつれ、会社学校イジメ解雇報復復讐でイタズラ電話・住居への汚損・破壊。本人はストーカーの意思が無く、被害者との接触は避け、間に第三者が入り粘り強い和解交渉。あくまで和解で、この際に一方に偏った意見はしてはいけない。
Bは本来これをストーカーと呼ぶ。犯人の認知障害・気質的偏差・脳波の異常。数ヶ月で徐々にエスカレートして急に無くなる。手加減が 無く何日置き等ムラがある。狂人なので警察に届け出て逃げるしかない。病院に入院させる。警察にその人の証拠資料がある場合が多い。一番恐いタイプなので対処には気をつける。
Cは「おっかけ」みたいな状態。ごく一部の目立つ存在の人にでも追っかける。犯人が被害者を追う事で被害者を独占した、被害者に近づけたと感じられる欲望。ストーキング開始段階で犯人は自分を名乗る事が多い。徐々にエスカレートする可能性が高いが、初期の段階で 干渉するなとキッパリ言えればエスカレートしない。
Dは、パパラッチという芸能スクープ集団。陰でこそこそ追いつづける。
マンションのストーカー対策
お付き合いされている方は居ないか(守ってもらう)→近くに友人知り合い、家族等が居ないか(緊急時に駆けつけてもらえる)→警察に連絡したか(♯9110の存在)→近所づきあいはあるか、その人はどういう人でストーカーの存在を知っているか(オプションとしてご近所さんとの折衝)→管理員さんとの付き合い、組合役員との付き合いをするべき(オプションとして管理員さん役員さんとの折衝、規約改正の申し入れ)→マンションの構造(待ち伏せしやすい場所か、入り口は誰でも入れるか、周辺の明かり、エレベーターの状況、オプションとしてチェック)→防犯上の問題(ドアの鍵、電話はナンバーディスプレイか、)
マンションの構造と防犯
アクセス形式や住棟階層、各部位の存する階等に応じて防犯上配慮すべき部位が異なる。
防犯マンション審査基準
防犯マンション審査基準は、
1.外部から建物内に侵入しにくい構造
2.共用部分、周囲からの見通しを確保した構造
3.エレベーター内に防犯カメラ、非常通報装置などの防犯設備
4.駐車場等の明るさの確保など盗難防止設備
5.ピッキング困難な錠と補助錠の設置6居住者の 帰属意識の向上、コミュニティ形成の促進
6破壊されにくく接近されにくい設備とする
マンションの窃盗犯手口
双眼鏡で獲物を探し、合い鍵を隠すところを確認し合鍵を使って侵入。侵入前には電話をかけ不在確認。
マンション防犯システム
泥棒対策のための防犯システムや不審者を入れない入退出管理システム、不審者を録画する監視カメラシステムは重要。しかし100%防犯できるものはない。